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まだまだ暑い日が続くようですね(;´Д`A

さて、本日はTE27レビンインチアップでフロントが少し浮いている感じなので車高を下げる加工をします。

1mm下げてみました。
上の画像が加工前、下の画像が加工後となります。

タイヤの収まりも良くなり、ボディラインも違和感がなくなりました。


te27_06.jpg


実際、この時代はインチアップしても14インチが支流の頃だったと思います。
装着しているのは15インチなので少し大きめではあるんですが模型的にもこれくらいの方が迫力があって私的には好きです(^-^)

では車高を下げるための説明~をする前に

私は雑食モデラーですがガンプラ等をメインとされているモデラーさんの中にも「車も作ってみたい」と思われている方は多いようです。

実際にカーモデルを作りたいけどなかなか手を出せないって方もいるのも確かですね

ひとつの事例としてですが私が模型屋で作例のアルバイトをしていた頃に「車のプラモは自分のイメージと違うのがある」との話を結構聞いていました。

確かに当時は現在よりも各メーカーにより同型のモデルでも完成させると結構違うなモノは結構あったと思います。

前回の記事でも書いたように人間は目で認識しているのではなく脳でモノを認識ているので個々にそのイメージが違う場合があります。

特に実車から忠実に採寸されそのまま縮小されたモデルに違和感を感じる方もいたと思います。

ですがちょっとした加工をする事によりそのイメージに近づけることは可能です。

今回の車高を下げる加工もその一つで車高の調整をするだけでもそのモデルの見え方が変わって来ます。
難しい加工ではないので「カーモデルも作ってみたい」「車高の下げ方がわからない」って方はチャレンジしてみてください。

カーモデル車高を下げる場合はその構造によりいろんなパターンがあるんですが理屈はとても簡単でタイヤを上方に上げる加工をすればいいだけです。
(特に大経のタイヤ、ホイールに変える場合はそうですね)

ただ注意して欲しいのは1mm下げる場合、実車だとこの模型は1/24スケールなので24mm下がる事になります。

実写を弄った方はわかると思いますが実車の24mmって結構、下がるものなんですよね。
「ベタベタにしてやんよ(゚Д゚)b」なんて思いっきり下げると実車では「まともに走らない」てことになるわけです(笑)

また模型(1/24スケールの場合)の1mmは実写の24mmより更に下がって見える効果もあるのでそのあたりの調整もしっかり考えて取り掛かりましょう(^-^)

今回はフロントのみ下げるんですが基本的な実車(カーモデルもほぼ同じ)の構造を紹介~


te27_07.jpg


大体、上記の画像のような構造になっています。

赤い矢印方向へタイヤを上げる感覚で加工すれば良いわけなんですが足回り関連のパーツが結構ありますよね。

大抵のモデルはサスペンション、アッパーアームロアアーム、ステアリングラック(これは文字通りタイヤが左右に連動して動く時のアームです)

モデルによって違いはありますがモデルの構造を把握していると加工も考えやすいです。


ではTE27 レビンはどんな感じでしょう。


te27_08.jpg


結構、省略されてますね ( ̄▽ ̄;)

サスペンションにブレーキディスクが直結されててアッパーアームも省略、一体化されています。

まぁ見えなくなる箇所なので・・・・・いいんじゃないかと


どの様な加工を施すのか?

いろんな方法があるんですが今回は一番簡単な方法で加工します。

・サスペンションの上部を元のボディ接続部から下方へ1mm削ります。

1mmの場所に鉛筆で印を付けて削るなり1mmの場所にマスキングを貼ってデザインナイフで大まかに削り平ヤスリでボディジョイント部の経を同じ太さまで削ってしまいましょう。

多少削り過ぎても薄めのプラ板でストッパーを作ることで対処できるので慌てなくてもいいです(^-^)

これ以外にステアリングラックを接続する部分ですがこのモデルだとボディ下部にステアリングラックが通るため、ステアリングラックの接続部(この部分をタイロッドエンドと言う)1mmの真鍮線に変えています。

これはタイヤが上がることでステアリングラックが加工前の位置だ取り付け不可能になることと受け軸がとっても弱いので補強も兼ねています。
真鍮線の長さは適当(今回は4mm位)後で加工できるので少し長めでもOKです


te27_09.jpg


ロアアーム部で押さえる様になっているんですがこのパーツの接合部全体を1mm削るのは( ゚Д゚)マンドクセー・・・なので

赤い矢印(ロアアームのハブナックル受け)の部分を1mmプラ板でかさ上げしてハブナックル用の穴をピンバイスで開けてあげましょう。

これだけの加工でOKです。


te27_010.jpg


これが一番簡単たと思います。


他のモデルでもこれと同じような構造なのでいろいろ応用出来ると思います。

強度的な問題を重視する場合だとサスペンションの軸を真鍮線に変えるとか真鍮パイプに変える事で補強することも可能です。

構造さえ理解すればそんなに難しい加工は必要ないのでチャレンジしてみてね。




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